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若林さんご家族

2017年宇治市から移住。
武さんは大阪府出身。純さんは岐阜県出身。園舎を持たず自然の中で子供の人間性を育む育児教育”森のようちえん”「里山保育やまぼうし」を2018年に開園。家族4人で田舎暮らしを満喫中。

近所の方と関わりながら、
自然の中で保育する良さを伝えたいです。
移住のきっかけは?

(武さん)結婚を機に「宇治」という響きに惹かれて、宇治市へ引っ越をしたのですが、宇治市は思ったより田舎ではなくて。
僕は元々田舎に住みたかったので、他にどこかいい場所がないかなと探している時に、仕事で宇治田原町に来ることがあって、近くにこんないい田舎があるんやってことを知りました。
ネットで調べていてもいい家がなくて困っている時、宇治田原にいる方にいくつか家を紹介していただいて、一目惚れしたのがこの家です。

(純さん)森のようちえんをやろうと思っていたところだったので、タイミングがちょうどよく重なって宇治田原町への移住を決めました。

若林さんご家族若林さんご家族
ひと目惚れした家のこだわりは?

(武さん)秘密基地のような一段下がった立地と通り土間と縁側とお庭です。

(純さん)移住前は家の裏に離れがあって光が入りにくかったんですが、大工さんが離れを取っ払った方がいい光が入るよと言ってくださって。

(武さん)薪ストーブは海外製のものがしっくりこなかったので、長野で手作りされているものをこだわって選びました。
工務店の方から昔の家はトイレとお風呂を別にしていたから、家が傷みにくいというのを聞いて、この家にも取り入れています。
木のお風呂も自慢なんですが、毎日拭き掃除しないと腐ると言われて、手入れを欠かさずに行っています。笑

若林さんご家族
移住して良かったことは?

(武さん)宇治田原町に来るときは、田舎だから閉鎖的で難しいよと言われたんですけど、お隣さんもすごく優しくしてくださって感謝しています。
住んでいる地区は特にお年寄りも多いので、子ども達を孫みたいにすごく可愛がってくれています。

(純さん)農家などお家で仕事をされている方が多いのでお家にも来られたり、お散歩をしていると、よく声をかけていただいたりもします。
お隣さんには本当にお世話になっていて、お野菜をいただいたり、調理の仕方を教えてくれたり、本当にこちらの親みたいな存在です。

移住して苦労したことは?

(純さん)困りごとは全くないです!スーパーもあるし、都市にも30分で出られるし、高速のインターも近いので実家のある岐阜にもすぐ帰れます。

(武さん)地区の組ごとに新年会や秋祭りなどの行事でご近所付き合いもあります。
各家庭に山水が出るようになっているので、年に1回の源流の掃除などもあったり、僕はすごく楽しいです。

将来に思い描くことは?

(純さん)やまぼうしを他の幼稚園・保育園と同じ選択肢の一つとなるようにしていきたいです。
森のようちえんを運営する上で、応援していただいている方もたくさんいて、あたたかい言葉もかけていただいています。
ただ実際に通うとなると、自然の中に住んでいるからこそ、わざわざ自然の中で保育をする良さが伝わりにくいところもあって、ゆっくりでも良さが伝わっていけばいいなと思います。
市街の幼稚園や保育園に通われている方も多いようですが、近所の人に声をかけていただきながら、保育できる環境ってすごくいいなと感じています。
自分たち自身も地域とのつながりを大事にしているので、人とのつながりを大切にしながら、ふるさとに誇りが持てる子ども達へとみんなで子育てをしていければなと考えています。
近所の人たち、町の人たちに認めてもらえたら一番嬉しいです。

(武さん)やまぼうしでは子ども達の世界観を大切にしてます。
山に着いたらごっこ遊び、竹があれば楽器にしたり、何かに見立てたり。
私たちは場所という環境を用意するだけで、全て子どもたちが遊びを作り出しています。
ケンカもなるべく見守るようにすることで、自分たちで解決するようにもなっていくんです。
きちんと見守っているという気持ちを常に持ちながら、理解してあげることで、まっすぐ育っていくと考えています。
今は秋祭りの準備をしていて、初めての行事なので、まずは大人達が楽しんでいるところを見せようということでお母さんお父さん達が出し物の練習に励んでいます。

(純さん)
3~5歳の預かり保育だけでなく、0~2歳の親子組の教室も週3回やっています。
他の森のようちえんだと、親子組は月に数回とか週1回程度なんですが、お母さん達の希望もあり、週3回行なっているのはすごく珍しいです。
子ども達にとっては下の子と触れ合える機会にもなりますし、お母さん同士の関係も出来てくるので、安心して子どもを預けることもできます。
ここで子育てする仲間ができるということもすごく喜ばれています。

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